このような症状が出たら
以下のような症状が出たら当医院の循環器科の受診をおすすめいたします。
- 咳をする
- 呼吸が速い
- 疲れやすくなった
- ふらついている
- 失神が起こるようになった
- お腹が張っている
- 呼吸が荒く舌の色が紫色になる
ペットが咳をするようになった、呼吸が速くなった、疲れやすくなったなどといったような症状が出た場合は早目にご相談ください。
ペットの7歳は人間の44歳にあたります。ペットの老化は人間が思っているよりも早いです。若年犬でも約10〜15%が心臓疾患を抱えているといったように言われています。老齢犬になると若年犬の倍の約30%が心臓疾患を抱えることになってしまいます。
また、これらの心臓疾患に罹患している犬のうち、95%が後天性の心臓疾患であるというデータもあります。
心臓疾患をチェックする3つの項目
- 呼吸数は正常ですか?
→犬の呼吸数は安静時で20回から15回です。40回を超えてくると心臓に重大な疾患がある可能性があります。呼吸数が少し多いかなと感じたらお早めにご相談ください。 - 疲れやすくなっていないですか?
→心疾患を抱えていると体が疲れやすくなってしまいます。これまでと比べて運動量が減った、散歩中に立ち止まるようになったなどの症状があればご相談ください。 - 咳はありませんか?
→心臓に疾患を抱えていると「痰が絡んだような咳」が出始めます。これは早急に病院を受診する必要があります。
早期発見・早期治療をすることができれば、心臓に疾患を抱えているペットでも、健やかな生涯を送ることができます。
そのためワンちゃんはフィラリア検査時に、ネコちゃんは来院数の少ない秋から冬に健康診断を受けた方がいいと思います。
ペットの健やかな生涯のためにも飼い主様は、ペットの出す細かなサインを見逃さないようにしましょう。
私たちもそのサポートをさせていただきます。どんなに細かいことのように思えるご相談でもお待ちしております。